アンナプルナトレッキングのルートから外れた僻地に、ネパール随一の湯治場がある。東北の湯治場はほとんど巡り、酸ヶ湯温泉や後生掛温泉などで長期滞在もしたこともあるが、シンガタトパニはそれらにも負けない秘湯だ。泉質は強力でネパール全土からたくさんの人が湯治に訪れる。しかし外国人はほとんど来ない。大半の観光客はトレッキングで忙しいので、こんな僻地までは来ないのだ 。だからこそより本当のネパールに出会える。
昨年はここに約3ヶ月滞在し、今年も7月に母を連れて短期間滞在した。かなりの村人が覚えていてくれて、親しい友人もいるのでとても気が楽だ。温泉の管理人さんも家族親戚ぐるみでお会いしているので、本当にふるさとの温泉に来たようだ。

アンナプルナへの入口であるベニへ向かうジープ乗り場。タクシーやローカルバス乗り場である、バグルンバスパークからちょっと行ったところにある。

ベニまでは100キロ弱。ローカルバスだと
Rs190と安いが4時間以上かかることもある。タクシーは速いが4人でシェアして一人
Rs600〜700。ジープだとほぼタクシーと変わらない速さで
Rs350。2時間くらいでベニへ。

ポカラ郊外を走るジープの窓から、6993mのマチャプチャレがよく見えた。

途中立ち寄ったドライブインでゆで卵とじゃがいものカレー60円。

3ヶ月ぶりに来たシンガタトパニ。山からの湧き水がおいしい自然豊かな小さな村だ。

ミャグディ川はヒマラヤダウラギリから流れ出ていて、年中冷たい。この川のほとりに濃厚な温泉が湧出している。

入浴料は15日間で約230円。真冬の混雑時にはこの浴槽が人で埋まるが、今はまだ男女混浴(湯浴み衣着用)でのんびりしている。

硫黄臭のあるにごり湯で、飲用すると胃腸に良い。管理人さんが源泉からポリタンで湯を汲んできてくれて、入浴客は回し飲みする。回し飲みと言っても口をつけないで口に注いで飲むネパール・インド式だ。

宿のご飯はダルバート。健康的で美味しい。ネパール人はこの4倍くらいの米を食べる。
すごい! 白い温泉ですね。ネパールにこんなところがあるなんて、驚きです。食事を盛ってある食器を見ると、どれもよく磨かれていて、清潔ですよね。ネパールの人って、みんな顔がホコリで真っ黒になっている印象があるけれど、衛生の概念はしっかrしているように見受けました。
返信削除この温泉、強すぎるくらいです。好転反応が凄くて疲れますが、抜けるとスッキリします。
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