2015年3月16日月曜日

ポカラまで

ようやくあったかくなってきた。ポカラに着いてあっという間にもう1ヶ月。結構忙しかったり、風邪引いたりで日記も久しぶりだ。
南インドのゴカルナに、今回はビザ期限により2ヶ月しか滞在できなかった。
もっといたかった。しかも北はまだ寒そうだ・・・。
しかし流れは素晴らしく、仲間たちに暖かく見送られ、バラナシを経てネパールへ。
数々の奇跡的な再会に恵まれ、この世とは本当に何なんだ?と謎は深まるばかり。



常夏の楽園をもうすぐ離れる。2ヶ月の滞在中、雨はほぼまったく降らなかった。
この後に続く様々な出会いに感謝しつつ、夜行列車に乗ってバラナシを経てネパールへ。
丸二日以上の寝台列車の旅。インドのでかい大地に夕陽が沈む。
列車が5時間以上も遅れ、バラナシ駅に着いたのが夜中の1時。町へ出るのはあきらめて、駅のリタイアリングルームで寝る。1ベッドRs.150 約290円。靴は持っていないので寒いときは靴下をはいてビーサンで歩いている。
ビザの期限が迫っているため折角のバラナシも二日しか滞在出来ない。しかし奇跡的な再会が五人もあって、凄い日々だった。有名な久美子ハウスに縁があってはじめて泊まり、そこでも音楽好きな旅人たちとセッションを楽しんだ。そしてバラナシを発つ日はインド最大の祭りシバラトリの日で、街はスーパーハイ。
インドありがとう!!
街灯に透ける蚊柱が幻想的だった。
夜のバラナシ駅。昭和っぽい味があり雰囲気が好きだ。
ローカル線でネパール国境の近くまで行く。寝台の長さが短く、足を曲げないと横になれなかった。
ただ、雰囲気は昔の日本みたいな懐かしいマテリアル感で味がある。
一晩かかってゴーラクプル駅に着いた。北インドなので朝は少し寒い。ここからはローカルバスで国境へRs.90。
子供の頃見た銀河鉄道999みたいだな。いろんな所にいろんな人が住んでいる。
インドありがとうございました。3ヶ月後また来ます。国境を越えるだけでがらりと雰囲気が変わる。
何度もここを通過しているうちにわかってきた。
ポカラに着いた当初はまだ寒く、さっそく風邪を引いてしまった。しかしようやく自著の実物を手に取ることが出来て感動した。3月はじめにはホーリー祭で街はカラフルに染まった。そしてホーリーがネパールに春、というか初夏を運んでくる。
日中は25度以上の夏日で過ごしやすいが夜は毛布をかぶって眠る。ネパールには暖房器具というのは普及していないから、冬はきつい。昨年から5回も風邪を引いた。寒いシーズンには二度と来たくない。ビザの都合でしかたなく来てしまったがもっと長期的にビザのことなど頭に入れておかないと、服など持ちたくない荷物が増えてしまうことになる。
ゴカルナで一緒だったブラドとも再会。ウクライナの戦争を避けて美しい妻と小さい娘と共に放浪している。俺がデザインを担当している日本レストランで、ブラドの手がけるオーガニックチョコレートを販売することになった。
ゴカルナでJazzを教えたジョリーとも再会。ポカラのレイクサイドの喧噪を嫌って3kmくらい離れた村に住んでいる。
ミトラ(b)、ジョリー(g)と村の宿で。俺も街から引越そうと思う。
ゴカルナからポカラに来た仲間は9人にもなった。みんなそれぞれの才能でチョコ作ったりヘンプの服つくったりと旅が生活の人といるとおもしろい。俺も自販機サイトを更新 笑
今いる部屋から今日の夕暮れのポカラ。無計画にビルが建てられ、静かな湖畔のシャンティプレイスだったのが、チャイナタウンみたいになってしまった。