2014年12月31日水曜日

南国生活

あっという間に2014年も終わりだ。
沖縄よりも南にあるゴカルナは、夜は適度に涼しく、昼間は夏のようで年末の感じは全くしない。

ローカルなところばかり巡ったネパールでの旅と違い、ゴカルナでは西洋人との付き合いが多く、英語が必須だ。数人で集まって雑談などしていると、話についていけなくて自分の英語のダメさに凹むこともあったが、自分にはギターやドラムなど音楽があるのが救いになっている。パーティなどでも、「音楽やってなかったら俺ここにいなかっただろうな」とよく思う。

前回4ヶ月住んでいた部屋は雨季の間に畳まれて、柱だけになっていた。


目の前にアラビア海。11月から3月までは乾季でほぼ全く雨が降らない。昼間は夏のようだ。


前回も来ていたフランス人たちと再会。毎年数週間から数ヶ月ここに過ごしに来るような人が多い。


新鮮な魚介が安く食べられる。


町ではなんでも手に入り生活は豊かだ。
前回預けていったギターや衣類も無事だった。


ビーチにはレストランが並び、たいていゲストハウスも併設している。


新しい部屋を作ってくれることになった!
ベッドではなくフラットな和式にとオーダー。


ココナツが生い茂りのんびりとシャンティな時間が流れ天国にいるようだ。


10日後に新居完成!カンペキだ!
一泊Rs250、約500円。
室内も快適でたぶんメインビーチでベストだと思う。この部屋で2ヶ月くらい住むつもりだ。


フィッシュターリーRs50。安くて旨い!


アラビア海に沈む夕陽と新居。


ウクライナの家族やフランス人たちとキャンプ場のようで楽しい毎日。クリスマスや本日大晦日には、世界各国からのミュージシャン旅人とパーティで演奏して盛り上がる。本当に最高の日々だ。ありがたい。


部屋から2014年
最後の夕陽。

2014年12月24日水曜日

南へ!

日に日に寒くなってきたバラナシから、二晩寝台特急に揺られて、ムンバイ経由で2000km以上走り一気に南国ゴアへ、そして前回4ヶ月も滞在したゴカルナに8ヶ月ぶりに帰ってきた。

ゴカルナは日中は30度以上で夏のようだ。最近新居に落ち着き、インドの電話会社airtelのsimを入手して今日から3Gでネットに接続出来るようになった。

ちなみにsimカードは380円、10GBデータ1ヶ月で2850円。インドで売っているモバイルはすべてsimロックフリーで、好きな端末を買って好きな電話会社のsimを刺すだけでいい。もちろん日本から持参したNexus5もsimを刺すだけで使える。

日本の携帯電話会社と役所の業界に有利なやり方は異常に思えるが、日本人は搾取にNoを言えない従順な消費奴隷として扱われているのが、海外の常識から見ると浮き彫りになる。インドで売っている端末はほとんどがサムスンか中国製のものばかりで、余計な機能をつけて値段の高い日本製はあまり見かけない。そもそも日本では携帯電話会社が端末を売るのがおかしい。まるで良心の感じられないやり方の商売が日本をダメにしている。海外にいて日本のことを考えると悲しくなることが多い。

立派なお寺のようなバラナシ駅。昭和の鉄道みたいな雰囲気が堪らない。


まずはバラナシからムンバイへ1500kmを26時間かけて走る寝台特急列車Mahanagari Expressに乗車。久しぶりの長距離列車に期待が高まる。


等級は3AC。2000kmを5000円ほどの料金で行ける。シーツと毛布も付きなかなか快適。小学校の頃に乗った寝台特急を思い出す。質実剛健な作りが昭和っぽい。


車体は質素なデザインだが味がある。


数百メートルにもなる長い列車を力強く牽く機関車。武骨で渋い顔が格好いい。時速100km以上で豪快に飛ばす。しかし客車の乗降ドアは開けっ放しで、落ちたら終わりだ。


歴史的建造物らしいムンバイ駅。この街で乗り継ぎまでの数時間を過ごす。


昔の上野駅みたいで懐かしい感じがする。


ゴアに向かう寝台特急。今度は12時間の旅。


そしてゴアからは鈍行列車に乗り継ぐ。すでに空気は夏で、窓からの風が気持ちいい。それにしても扇風機の数が多い!


ゴアのマドガオン駅。


や~っと着いた南国ゴカルナ!
前回4ヶ月いたので、浜のレストランや宿の人達もみんな友達だ。そしてここは毎年来るリピーターが多く、各国からのミュージシャン友達もすでに到着していた。今日から南国暮らしが始まる(^^)
しかし前回は毎日飲んでいたビールも今回は無しだ。

2014年12月2日火曜日

バラナシ

Mishraの部屋は古くてキレイではないが、昔ながらのバラナシを味わえるガンガーにも近い宿だ。
一泊250Rs(480円)と安いがバルコニーからはガンガーと朝日が見える。バラナシに着いた夜、バルコニーから暗いガンガーを見ていた。長い長い時間インド最大の聖地として、祈りのバイブレーションが蓄積し、独特の癒やしの空気が満ちている。


バラナシは細かい路地が迷路のように古い街の中を縫う。そしていたる所にインドの神様である牛たちが闊歩している。いろんな性格の牛がいて、なかにはとても人懐っこいのがいて、最高にかわいい。


牛がいるだけで平和な雰囲気が流れる。


名前忘れたが大豆の練ったのを揚げていろいろかけたやつ26円。すごくうまい。屋台巡りも楽しい。


バラナシは基本ベジタリアン料理が多く、ベジだけでも多彩なバリエーションがあり、満足度も高い。


日本でいえば昭和な感じの町並みが今も普通にあるインド。現代の薄っぺらい日本の町並みより断然おもしろい。


Mishraのルーフトップレストランからはガンガーの最高の眺め。


インド中からも観光客や巡礼者がたくさん訪れるバラナシ。メインガートはお上りさんだらけだ。


去年は2週間ほど滞在した同じ部屋にまたきた。こじんまりとしていて隠れ家っぽい感じがいい。


このあたりの眺めは19年前とほとんど変わらない。


メインガートで。インド人もみなモバイルで撮影したりしていて、ガートに液晶画面が光るさまに2014 年を感じた。


自販機コーナーのような味のある床屋。こんなのがどこにでもあるインドは、いつまであるだろう。


宿の近くのアイロン屋にいるかわいい子犬たち。


バルコニーのドアを開けとくと、さっとオレンジを一つ失敬された。猿やらインコやらいろいろいて楽しい。



うず高く積まれた火葬用の薪と、でっかいお爺ちゃん牛。

この辺も昔と変わらない。夜のガート。


屋上から見たガンガーと夕陽。さてあまり長居しないで出たいと思う。





2014年11月28日金曜日

インド入国!

インド国境を越えてから、バスでバラナシを目指すか、ジープでゴーラクプルまで行き、そこから鉄道で行くか迷うが、バスだと11時間かかり到着が夜中になってしまうのは、今までの経験で知っていた。インド側のイミグレで出会った同い年のドイツ人Kaiと、ジープで行ってみることになった。


スノウリで一泊した宿。去年と同じ部屋。電気式のホットシャワーもついて720円。ネパールの最果て感を味わえるボロっちい部屋だ。


朝のスノウリ、ここから200mほど先がボーダーだ。


身軽な荷物だから移動も楽だ。まずは目覚ましにドゥーチヤ(ミルクティー)を飲む。12円。


ゲートの手前にネパール側のイミグレーションがある。係官もフレンドリーで5ヶ月のネパール滞在に感謝を述べると、笑顔で見送ってくれた。


いよいよゲートをくぐって出国。ありがとうネパール。


ゴーラクプルまで200インドルピー、約400円。奥に見えるのが越えてきたインドゲート。ポカラやスノウリではインド側のチケットなどは買わない方がいい。ツーリストバスやローカルバス、ジープも現地で払うのが安く確実だ。


インドに入るとカレー料理の感じがより本格的になる感じ。安くて旨いスナック系が充実している。ドライブインで食べたじゃがいものプラタとダルで80円。



スノウリから約3時間でゴーラクプルに着いた。駅の中は懐かしいインドの雑踏があった。ここから約5時間160円でバラナシへ。


7時過ぎようやくバラナシ着。二等列車にフル乗車なので結構疲れる。


去年も泊まったMishraに投宿。メインガート近くのスターでベジカレーとチャパティ150円。