2014年8月30日土曜日

ドゥリケル滞在26日目

ドゥリケルに来てはや26日。今朝初めてヒマラヤの白い峰がちらっとだけ見えた。雨季も終わりに近づいているのか、今日はカラッとした天気で気持ち良かった。

午後からはババジーと散歩。トゥクパが食べたいと言ったら連れて行ってくれた小さなローカル食堂が当たりで、40円のトゥクパはとても美味しかった。ラマ族のこの店の厨房には仏教徒としてブッダが祀られその横にはヒンドゥーのシヴァ神が同居している。ネパールの人々は信心深いと同時に異なる民族、宗教を許容するのんびりしたところが魅力的だ。

バグワティ寺院に行くと炊き出しをしていて、お腹いっぱいだったが、どうしても食べていけ、というので折角なので、ババジーと頂いていくことにする。

ドゥリケルに来て26日の間に友達はたくさん出来たが、一番の仲良しがババジーだ。そしてネパール語の良き先生?でもあるのだ。

宿では、秋に出版される自販機本の制作のために、日本から送られてくるPDFを確認したり、自宅のPCをNexus5から遠隔操作してファイルを編集者さんに送ったり、テレビ局に情報提供したりと、毎日懐かし自販機のことは忘れていない。島根の田中さんもまたテレビに出演したそうだ。

2014年8月28日木曜日

女性の祭り

今日はティージという女性が主役のお祭り。ネパール中のそこかしこで、美しい衣装を来て踊る姿が見られる。
大きなスピーカーからガンガンにネパール音楽をかけて踊るのは最高に楽しそう。

ババジーのお寺にもたくさんお参りと踊りに女性達が集まった。カンチマヤのSnitaも着飾って来ていたが、ブッディストだからか踊りはしないそうだ。

2014年8月27日水曜日

ババジーとシュリカンダプールへ②

熱い陽射しのなか、昔の日本の風景にも似たのどかな田舎道をババジーと歩く。
ババジーと一緒ならではのディープな体験が出来て、本当にありがたい。

途中で立ち寄った茶屋で、ちょうどこれから行こうとしていたニラカンタ寺院に、先日パナウティで会ったあの髪の長いババジーが3,4日前に引っ越して来たと情報が入った。
とてもシャンティなトリベニガートの寺院だが、昼間から酒飲みが集まってきて、ダラダラしているそうで、見かねたババジーは別の寺に引っ越しを決めたそうだ。

まだ内装も出来ていない寒々しい部屋で、先輩ババジーの話しを聞く。
先輩ババジーは30年近くババジーをやってきたベテランだが、俺の友達のババジーはまだ1年くらいの新人なのだ。
何を話しているかはほとんどわからないけど、不思議な空間にいる自分を客観視したらおもしろかった。

ババジーとシュリカンダプールへ①

最近は毎日一度は雨が降り、部屋は霧に包まれて肌寒いほどだったが、今日は久々に一日晴れたので、ババジーとシュリカンダプールへ歩くことにした。ババジーは俺が風邪で寝込んでいた時に、町の電話屋から俺の携帯に、元気か?と電話をくれたりとても優しいネパールのおじさんだ。
シュリカンダプールは古い街並みが残る小さな集落で、バイラブナート寺院の古い佇まいが味がある。極彩色の彫刻も素晴らしい。

2014年8月25日月曜日

カンチマヤ レストラン

今夜もいつもの店に来た。
チョエラ、バットマス、アルサデコをつまみにビール一本と、ロキシーを1杯。
疲れて寝ている奥さんの横を踊りながら現れる親父さん。
部屋に戻ると、灯りに虫が集まっていた。日本のとは色や形も違い、夏休みの子供のようにワクワクしてしまった。

ドゥリケルの日常

トゥクパのうまい店に Ram Mani ババジーとやってきた。風邪で何日かダウンしてたのと、雨続きで最近はババジーと長距離散歩も出来ていない。
お目当てのうまいトゥクパは売り切れ!
かわりにチャウチャウを作ってくれた。日本のチキンヌードルみたいな袋麺に野菜とか卵とか適当に入れてくれておいしい。ババジーはチヤだけ。

2014年8月21日木曜日

ローカル食堂あれこれ

ドゥリケルバスパーク周辺のローカル食堂を食べ歩いている。どこも素朴で懐かし自販機コーナーにいるのと同じ様な、安らぎを覚える。そして素朴な小さな出会いがおもしろい。

2014年8月19日火曜日

ローカル食堂

ドゥリケルのバスパークの近くの簡素な店でトゥクパを頼んだ。ネパールは基本カレー味が多いが、各台所でのスパイスの調合などで味は様々。好みが合うとその店に通う事になる。
この店のトゥクパはカップヌードルのカレー味みたいな感じで、とてもおいしかった。約70円。
狭い店内からネパールのいろんな顔の民族が行き交うのを見ているだけでも飽きない。

2014年8月16日土曜日

映画スターの店

すっかりドゥリケルに長居している。宿の居心地も最高だし、近所に味のある店を見つけて毎晩通っている。

タマン族の親父さんは映画俳優で、見事なヒゲが似合う濃いキャラの持ち主で、英語は通じないが、携帯で出演作を見せてくれたり、いつもおもしろい。彼の17歳の息子は最近結婚したそうで、何と16歳の新妻が学校に通いながら店の手伝いもしている。

そしてこの店の手造りの酒がとてもうまい。ツマミのチョエラ(味付バフ)やバットマスサデコ(大豆の和え物)も最高でビールやロキシーに合う。しかも値段もローカルプライス!

この店は地元の人々の憩いの場で、いろんな人と酒を飲むのが楽しくてやめられない。

2014年8月10日日曜日

ババジーとサンガ散歩

すっかり気心知れたババジーと、今日はSangaの大シヴァ像を見に行った。ヒンドゥー世界ではシヴァ神が大人気だ。

帰りはバスに乗った所で夕立ち。ワイパーもないボロバスは雨漏りもする。そんなローカルバスは超満員だが、日本の満員電車の不快感とは全然違う和やかな雰囲気で、ネパール音楽を鳴らして、日常を楽しく生きるネパール人が好きになる。

2014年8月9日土曜日

ババジーとドゥリケル散歩

今日は午後からババジーとドゥリケルの古い街並みを歩く。
お互い言葉は片言ながらも、シンプルな生き方が似ているのか、言葉以上の親近感を感じる。
彼がババジーになる前はどんな人生を送っていたのだろう、などと歩きながら思いを馳せた。

2014年8月8日金曜日

ババジーと遊行へ③ 〜パナウティ

ゴーラクテンプルを後にして、パナウティの中心である2つの川の合流地点にあるトリベニガートへ。

数百年前とあまり変わらない本当のネパールがそのまま残り、別世界の心地良さだ。お寺ではプジャが行われていたり、地元の人がのんびりしている。

日本にいると働くのは義務だとかいって、いろんな大事なことまで、なんでもマネーに換えてきてしまったが、ここでは資本に侵される以前の豊かな感覚と感性を尊重する、素晴らしい暮らしがまだギリギリ残っているのだ。まるで自販機コーナーだ。

ここでもババジーの紹介で最近までドゥリケルのシバテンプルに20年ほど住んでいた、先輩ババジーに出会うことが出来た。

何十年も伸ばし続けている髪の毛は、人間の生命力の象徴だそうだが、その長い長い髪の毛をわざわざ解いて撮影させてくれた。
彼はもともとはタマン族出身で、日本人とそっくりで親しみが湧いた。様々な民族と宗教が仲良く共存するネパールは素敵な国だ。