2014年10月30日木曜日

ドゥリケル最終夜

ダサインとティハールの二大祭りが終わると、夏の格好ではもはや無理な寒さになってきた。
ここドゥリケルは緯度は奄美と同じくらいで、太陽は熱いが、標高が1500mあるので、山の冷気が漂う。ハーフパンツに長袖Tシャツの上からルンギとショールをまとってしのいでいる。

というわけで標高800mのポカラへ、ついに移動することにした。
約3ヶ月も滞在したドゥリケルを離れるのは寂しい。旅をしていても、またその中で旅に出るような感覚だ。居心地がいいと変化を無意識のうちに避けるようになっているのかもしれない。

今日はドゥリケルで仲良くなった人たちに、お別れをしてきた。本当に出るんだなぁと実感が湧いてきた。


荷物はこれだけ。長年の旅で荷物を減らしてきた。


いつもの道もなんだか違って見える。


明日出るんだ、となかなか切り出しにくい。


最後のトゥクパ。また来年来よう。


モモも。


昭和電球の灯るお寺でババジーともお別れ。来年も会おう。


3ヶ月お世話になった宿のネパリたちとお別れ会。


パッキングは済んだ。ドゥリケルよ本当にありがとう!

2014年10月24日金曜日

ネパールはティハール祭一色

ダサインに続いてネパール第二の祭り、ティハールの真っ最中だ。

各家庭の玄関先で、富と繁栄の女神ラクシュミーを招き入れる儀式が行われる。


光の祭りでもあり、古都を彩るイルミネーションがきれいだ。


日中は暑いが日が暮れると長袖じゃないと寒い、今のネパール。1年のうちでももっとも楽しく充実している。


各家庭で曼荼羅の模様が違うので一つずつ見ていくのが楽しみだ。


たいがいは赤レンガを組んだので済ませるが、ここのは凝っている。


夜にはここにロウソクが灯る。


みんな上手だ。ネパール人はとても良い仕事をする。ただ日本人のようにキッチリとはあまりしていない。そのゆるさが好きだ。


店先も飾り物で華やか。歩いているだけで楽しい。


黄昏の風景を眺めていると、黒い犬が後ろから首筋をなめてきた。ティハールでは犬も一日だけ主役になりティカしてもらえる。


10月ももうすぐ終わり。ネパールも秋で人影も長く伸びる。


ベジスープ40円。主人のビムに頼んで作ってもらったスペシャルメニュー。炒めたニンニクが効いていておいしい。


エッグフライドライス60円もスペシャルメニュー。醤油じゃないがソイソース味でうまい。


ビムの奥さん。毎日会っている。ネパールの女性は長い髪が美しい。


ティハール祭で家々の軒先などには、マリーゴールドの花輪が飾られてかわいげだ。


ババジーはこのところ寺が寒いので、夜だけ他のババジーのところで寝ていた。しかし今日地元有志が寺の中をリフォームしてくれたそうだ!俺が提供した青いマットに座ってご満悦のババジー。十代の頃使ってたキャンプ用マットを思い出すな〜。


今朝の日の出は完璧だった。


完全にクリアーな空で、ポカラで有名なマチャプチャレまでもが左のほうに見える。


古いものを長く大事に使うネパール人が好きだ。

2014年10月21日火曜日

居心地良くて

ここに来て2ヶ月半が過ぎた。
居心地が良くて、いつまででも居たくなる。出会う人は素敵な人ばかりだし、モンスーンが終ってヒマラヤも美しい。


無事、日本懐かし自販機大全が発売されて好評を得ているということで、とにかくありがたい。
自販機コーナーが絶滅してしまう前に、何とか記録として形に出来たことを、全国の自販機たちと共に喜びたい。
書籍化という自分一人では出来ない夢を一緒に現実化してくれた皆さんに感謝したい。



ドゥリケル生活最近の1ヶ月。

10月はじめの数日間ネパール最大のイベント、ダサイン。祭りの期間中には竹で作ったブランコが登場する。


混み合うローカルバスで、ファンキーなバブー。


ダサインでモモ食堂のビム一家に招待されて山間の実家へ。素晴らしいアジアの田舎の生の暮らしに出会う旅は最高だ!



味のある佇まいのお家。大家族が仲良く暮らす。


ダサインに飾り付けられた荷台乗り合い車。


一家の長に額にティカをしてもらい、おこずかいをいただく。ダサイン期間中にはそのために新札が出回る。ちなみに各親戚を巡りいただいたおこずかいは、ダサイン期間中合計で1000ルピーを超えていた!


そして各家では毎度食事が出てくる。各家庭でスパイスの調合が違い、とてもおいしいのだがさすがにお腹いっぱい。この日の為につぶしたヤギ肉が振る舞われる。


親戚のお父さんがティカをしてくれる。


ぬくもりのあるお家。



今度はビムの嫁さんの実家のカトマンズへ。


赤いティカの親戚の子。


メインストリートにはいぬもニワトリも牛もヤギも自由に過ごしてる。日常が当たり前に幸せなネパールの毎日は最高だ!


久しぶりにババジーと遠出。


パナウティの奥の山の中に庵を構える、アイルランド人のババに会いに行った。



シンプルな庵でオーガニック野菜を作ったりしている。


凄く派手でカラフルなバッタ!



ここにずっと住んでいくそうだ。俺も良い場所を見つけたい。


パナウティへ歩いていく。のどかな田舎の黄昏感がいい。


夕方の古都パナウティ。


インドを襲ったサイクロンの影響がネパールにまであった。何日か寒い雨が続いた。


やっと晴れて新雪のヒマラヤ。


いつも道の真ん中で寝ているオッサンいぬ。
片足ケガしてるのに、また轢かれそうになりながらも、ふて寝する姿が面白い。


歯の詰物が取れてネパール随一のドゥリケル病院へ。近代的な設備で500ルピーで完治。


友達の自慢の娘。繋がった眉毛がかわいい。おやじは似ても似つかないオッチャン。


ナモブッダへミニトレッキング。ネパール人の友達がガイドしてくれて、より深くネパールを知る。


懐かしい暮らしが今も残る。