2014年11月16日日曜日

ヒマラヤの村へ

去年シンガトタパニで出会ったプルナは、3ヶ月前にカトマンドゥで再会し、一緒にドゥリケルに行った友達だ。
シンガに着いた翌日、プルナの生まれた山奥の村に行こうと誘われた。夏仕様の衣服しか持っていないが、上着を貸してくれるというので、ヒマラヤに近く標高もシンガより700m高いビマへ向かった。

プルナの村ビマでは、誰かが亡くなると村人総出で二晩にわたるキリヤと呼ばれる大宴会が行われる。今回はプルナの親戚が亡くなったそうで、ビマに一泊してキリヤに参加することになった。


オンボロローカルバスは、険しい川沿いの道を遡って行く。ミャグディは崖崩れが多く、ちょっと間違ったら谷底へ落ちてしまうような頼りない道を、ノロノロと走る。


バスで行ける最終地点のダルバン。


ここからは乗り合いジープで標高1500mまで登っていく。


奥に見えるヒマラヤはグルジャ
。手前は水牛の干し肉スクティ。

一泊した宿。プルナの親戚だそうで、どうしても宿代を受け取ってくれなかった。ちなみに一泊100円くらい。素朴な建物だが、中は銀行も兼ねていて、ラップトップと通信機器が並び、外観とのギャップに驚いた。


寄宿舎と学校。生徒たちは厳しい環境でも屈託無く楽しそうだ。


プルナと生家。今回も彼のおかげでリアルなネパールを体感できた。


ビマからはド迫力のグルジャやダウラギリが聳える姿が見える。しかし山に近いだけあって、空気も冷たい。


二晩にわたって死者を弔う行事キリヤでは、来客者にダルバートや地酒のロキシー、たばこ、お菓子などが振る舞われる。水牛を使ったカレーがとても旨い。


オールナイトで会を盛り上げるネパール伝統楽器の音楽隊。

プルナの親戚のニサナは3歳。初めて村を出て今日はシンガタトパニへ一緒に行く。出来ればシンガの学校に通わせたいそうだ。


生まれて初めての温泉。だけどやはりお母さんが恋しくて、2日後にビマへ帰った。小さな身体で大人に負けない速さで歩く姿が、けなげでかわいかった。次に来た時の成長が楽しみだ。




4 件のコメント:

  1. 写真から村々の空気が伝わってきます。
    舗装していない道になにげなく樹が立っていたりして、とても懐しい雰囲気。

    たくましくて可愛い子供たち。
    奇跡のような毎日ですね!

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    1. もうすぐビザが切れるので、ネパールともお別れです。
      これから村は厳寒期を迎えます。

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  2. 嬉しさも悲しさもみんなで分かち合う、とても素敵だと思います。

    あと、水牛カレー美味しそうだなぁ

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    1. この何日かあとまた誰かが亡くなって、また2日やったそうです。

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