2014年12月2日火曜日

バラナシ

Mishraの部屋は古くてキレイではないが、昔ながらのバラナシを味わえるガンガーにも近い宿だ。
一泊250Rs(480円)と安いがバルコニーからはガンガーと朝日が見える。バラナシに着いた夜、バルコニーから暗いガンガーを見ていた。長い長い時間インド最大の聖地として、祈りのバイブレーションが蓄積し、独特の癒やしの空気が満ちている。


バラナシは細かい路地が迷路のように古い街の中を縫う。そしていたる所にインドの神様である牛たちが闊歩している。いろんな性格の牛がいて、なかにはとても人懐っこいのがいて、最高にかわいい。


牛がいるだけで平和な雰囲気が流れる。


名前忘れたが大豆の練ったのを揚げていろいろかけたやつ26円。すごくうまい。屋台巡りも楽しい。


バラナシは基本ベジタリアン料理が多く、ベジだけでも多彩なバリエーションがあり、満足度も高い。


日本でいえば昭和な感じの町並みが今も普通にあるインド。現代の薄っぺらい日本の町並みより断然おもしろい。


Mishraのルーフトップレストランからはガンガーの最高の眺め。


インド中からも観光客や巡礼者がたくさん訪れるバラナシ。メインガートはお上りさんだらけだ。


去年は2週間ほど滞在した同じ部屋にまたきた。こじんまりとしていて隠れ家っぽい感じがいい。


このあたりの眺めは19年前とほとんど変わらない。


メインガートで。インド人もみなモバイルで撮影したりしていて、ガートに液晶画面が光るさまに2014 年を感じた。


自販機コーナーのような味のある床屋。こんなのがどこにでもあるインドは、いつまであるだろう。


宿の近くのアイロン屋にいるかわいい子犬たち。


バルコニーのドアを開けとくと、さっとオレンジを一つ失敬された。猿やらインコやらいろいろいて楽しい。



うず高く積まれた火葬用の薪と、でっかいお爺ちゃん牛。

この辺も昔と変わらない。夜のガート。


屋上から見たガンガーと夕陽。さてあまり長居しないで出たいと思う。





7 件のコメント:

  1. インドの猿の親子、素敵な構図良い色合い。母は強しですね。
    動物たちも穏やかに風景に溶けて生きている感じが嬉しいです。

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    1. 19年前に初めて来たときと変わっていないのが凄いです。日本はなんでも寿命を全うする前にお金のために捨てられるのが残念です。

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  2. ベジ料理がすごく美味しそうです。レトロな町並みが癒されますね。特にレストランは廃レストランに消えかけの電気つけたみたいで完璧!!

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    1. ルーフトップレストランはトタン屋根で富田町自販機コーナーを思い出します。

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  3. Mishraのルーフトップレストランと自販機コーナーのような床屋さん、すごくいいですね~。昭和の懐かしい自販機のある場所も、「夜更かしをしている背徳感」と「何とも言えない寂しさ」があって、印象が似ていると思いました。言葉では説明できない感覚って、こういうものなのかなあ……もしかしたら、この感覚を、昔は「いとをかし」と言ったのかも。

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    1. 私にとって懐かし自販機自体も重要ですが、設置されている場所、空間、時間的蓄積も同じくらい重要です。インドには自販機は無いが同じようなヴァイブの場所に溢れています。それが現在も力強く生きているので日本よりおもしろい。

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    2. あたらくしあ2016年10月9日 8:09

      それこそが

      わびさび

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