2017年3月19日日曜日

2016-2017 インド

日本で郵送でのインドビザ取得を断念し、11月、冬に向かう日本を早く脱出するため、ブッキングサイトでどこへ行くか検討し、とにかくスリランカに飛ぶことにした。

昨年も1ヶ月にわたってあちこち巡ったスリランカ。今回は買ったばかりのビンテージGibsonと共に、インドビザが下りるまでの2週間、馴染みの宿に籠もっていた。

南インド、カルナタカは11月から4月の間は乾期で雨は一切降らず、暑すぎることもない常夏の天国で、この4年毎年俺の越冬地となっている。

毎年来ているJazz友人たちと毎晩セッションする毎日はどんどん過ぎて、もう4ヶ月。シーズンも終わりツーリストは減りようやく静かにまったりとした空気になったビーチ。残り1ヶ月を5月からの日本一周の計画をじっくり考える時間にする。


こっちでは基本ベジタリアンだが、最近自炊して本当にシンプルで健康体になれている。
日本には誘惑がてんこ盛りだが、今回は全部受け入れていくつもりだ。

去年も長居した同じ部屋。宿の家族とも気心知れているので楽。



ビーチで借りた部屋。一泊340円
3ヶ月ほど住んだが騒音に悩まされ結局引っ越すことに。




毎日毎日海だ。



そしてギターの練習。
最新の機材はスマホがFenderアンプになってしまうのだ!1956 Gibsonを繋げば渋いJazzトーンが小さなJBLから響いてくる。

スマホとモバイルスピーカーでどこでもFender真空管アンプの音で遊べるのは驚異的だ。もちろんヘッドホンでも楽しめレイテンシーはほとんどない。





2階建てのハットは4年前からの馴染みの宿で一階をキッチンにした。バルコニーからは海が見渡せるヤシの木陰の好い部屋だ。ガスコンロでトマトカレーリゾットやトマトパスタを作って食べているが、インドは野菜が安いのが最高だ。トマトが1キロ70円だ!

スパイスも安くふんだんにあるのでカレー作りも面白い。




ハンモックは欠かせない。
惚れ惚れする美しい60年モノのビンテージギターを南インドに連れてきてしまった。



日本だと一本2,30万からというインプラントだが、インドだと6万で入れられる。
初めてのインプラントに緊張の面持ちで列車に乗る。



古都ウドゥピ
旧市街の外は近代的な病院が多い街で、
ツーリストは少ない。



実はインドの医療レベルは高く、日本からも研修に来るほど最新の設備が導入されている。
無事に3本インプラント成功し、日本一周旅を終えた半年後にクラウンを入れにまた戻ってくる。

2016年10月15日土曜日

北へ そしてVintage Gibsonとの出会い。

久しぶりの日本に着いてもう一ヶ月。すっかり日本の雰囲気に呑み込まれている。
東京から群馬~長野~新潟と駆け足で巡り、何店かの懐かし自販機コーナーにも再会した。
そして北へ。
5年ぶりの北の大地はインドに比べるとかなり冷涼だが、もう慣れてきてしまった。






冷たい空気がピリッとこころを引き締める。北の秋は美しい。



そして前回書いたギターだが、いろいろと試奏した結果1956年製の
極上美品 ES140Tに出会った。欲しいと思っていたES175よりも小さく旅人にはぴったり。しかしサウンドは175に負けない出音で、ビンテージP90のピュアなトーンが絶品だ。
ES175に比べるとスレンダーでくびれの部分も色っぽい。とにかく美熟女である。




1956年製だから今年で60歳!だがごらんの通り美しい。当時は今と違い木材も良い物を使っているし、乾ききっていて1.8kgととても軽い。ネックの状態なども良く、
全てにおいて完璧である。このギターにしか出せない音が最高だ。
このギターと一緒にまた旅に出るか。


追記:
北海道は本格的に寒くなってきて、ここ数年インドに暮らしている体にはきつい。
11月初旬に札幌からアジアへ脱出することにした。インドビザを取るのが大変で、一度は諦めかけたが、第三国でインドビザ取りゃあいいやと、まずはとにかく暖かいところへ避難だ。誕生日前だが運転免許証を更新したり、最新のスマホを買ったりカードも更新して、日本でないと出来ない事をバンバン済ませた。