2015年10月28日水曜日

スリランカ⑤ Jaffnaへ

スリランカの最北にまで足を伸ばしてみた。行くとこ行くとこ初めてのところばかりなのが、久しぶりな感覚で、昔自転車で北海道や沖縄を旅していたころを思い出す。移動に慣れ体が出来てくると、流れに乗ってくるのだ。


最北の街 Jaffnaから、さらにローカルバスで島の端へ。美しい海のそばに淡水の不思議な伝説を持つ泉があった。真昼の太陽のした一時間くらい入っていた。


外国人の姿も少ないこの辺では、タミル系の人々が多い。親切な人ばかりで、言葉が通じなくても楽しく旅できた。


Jaffnaから離島に渡ってみよう。バスで最果ての港へ。




インドからスリランカまで船で来たいと思っていたが、現在は運行していなかった。
この美しい海は飛行機で飛んでしまうよりも、波の上を直接味わいたい。




朝夕2便しか出ていない木造船に群がるカラフルな現地人。



八重山の離島を思い出す、島によってガラッと雰囲気が違うのが懐かしい。




小さなDelft島だが、北海道を思い出させるような広大な風景が気持ち良い。


遠くにインドが見えるはず




3ウィーラーに島のあちこちを案内してもらう。
日帰りではもったいないと思った。


港近くのホテルで昼食。ドライバーと一緒に手で食べる。
素朴な島の味でおいしい。
宿泊は一泊SLR.1500なので、今度来るときには何泊かしてみたい。

2015年10月27日火曜日

スリランカ④ Trincomaleeへ

内陸部から 海に見たくて、島北東部のTrincomaleeに行ってみる。

スリランカのバスは、仏教かヒンズー教の神様が派手に飾ってあり、一台一台違うのでおもしろい。そしてたいがい大きなスピーカーから大音量でスリランカ音楽がかかっている。



北部は手つかずの自然が残り、バスの旅は楽しい。外国人もまだ多くなく、レトロな雰囲気のローカルバスに乗って、自由に旅ができるのがおもしろい。




バスステーションには必ずこういう売店があり、甘いミルクティやレモンジュースがおいしい。



目の前が ビーチの安宿Dyke Rest。一番安い部屋でSLR.1500



東海岸だから朝日が見える。ここに来てから早起きするようになった。



部屋からそのまま泳ぎにいける。





早朝から虹が見えた。朝日の周りに虹というのは初めて見た。



居心地よくてつい3泊もしてしまった。

2015年10月24日土曜日

スリランカ③ Sigiriya Rockへ

普段は観光などしないが、ここだけは行ってみる気にさせる何かがあった。

周辺は何十キロにも渡って広がるサバンナような大自然で、そこに突如巨大な岩が鎮座している。





上まではゆっくり登って一時間くらい。午前中なら岩自体が日陰を作ってくれて、熱い太陽を避けて登ることができる。





何百年前に書かれた壁画。




頂上へ続く道は人でいっぱいだ。



上からの眺めは素晴らしい。
見渡す限りの大自然だ。





その昔王宮があり、プールまであった。



入場料は40ドルと高いが、体験する価値は大いにあり。
写真に撮っても、言葉にしてもこの独特の雰囲気は、実際にそこに行かなければわからない。

2015年10月21日水曜日

スリランカ② Dambullaへ

Kandyでゆっくりと10日ほどすごし、スリランカの雰囲気にも慣れてきたところで、旅に出てみよう。

今回はガイドブックなどを持っていないので、情報は現地SIM(Dialog)での3G接続で得ていたが、スリランカの情報は多くはなく、行き当たりばったりで何も決めずにその時の気分で動くことにした。

スリランカにはA,B,ABと国道が3ランクに分かれており、主要な道路は驚くほど整備されていて、ほとんどどこへでもバスで行くことができる。100kmくらいの距離を走っても、運賃はせいぜい200円くらい。だから気の向くままに好きなところへ行ける。

Kandy Goods Shed バスステーション。
スリランカを走るバスのほとんどはLANKA ASOK LEYLANDというメーカーのもので、古い車も多くレトロ好きには堪らない味がある。


スリランカは南インドのすぐ近くだが、仏教徒が多いせいか雰囲気はだいぶ違う。
街もインドのよりもだいぶキレイだし、きちっとした感じの印象を受ける。

自然やものを大事にするという文化が一般に保持されていて、古いバスのエンジンは調子よく、レトロな雰囲気も最高だ。



南国のフルーツが手頃に味わえるのも魅力。
どの店でもきっちりと美しく並べらられ、スリランカらしい風景となっている。



Kandyから80kmほどのDambullaまで行き、有名なSigiriya Rockを見てみたい。




Dambullaのローカル食堂で地元B級グルメ、アッパーを食べる。周囲の薄い部分はパリッと、中心部はモチッとしたクレープのような感じで地元民にも人気。それに辛いチリソースをつけて食べる。それにフィッシュカリーを追加しても100円くらいだ。



宿を探しながら歩いていると、二重の虹が見えた。
これまで長期滞在型の旅ばかりしてきたので、移動を続けていく旅は久しぶりで新鮮だ。

インドではツーリストが行くような場所はたいていコンパクトにまとまっており、安宿や食堂や売店、そして散歩できたりゆっくりできるようなスポットが、だいたい徒歩圏に収まっていることが多い。
居心地のいいとこに出会い、友人なども増えてくるとついつい長居してしまい、それはそれで充実しているのだが、旅をしている実感は薄れ、新たな日常として当たり前になってくる。

スリランカにはまだバックパッカー文化はインドほど浸透していないため、街は旅人に便利なようなつくりになっていない。3ウィーラーと呼ばれるリキシャーやローカルバスなどを使いこなせれば、行動範囲が広がるが、赤道にも近く暑い気候のため徒歩ではきつい。

毎日移動する旅では、毎日宿を確保するのも、一仕事だ。
午後4時前くらいにいる場所が、今夜寝る場所となる。
最近はネットブッキングサイトが便利だが、運転手に連れて行かれるままにたどり着いた宿が当たりのこともある。
そして宿代の交渉、付近の地理、売店など。
滞在型に比べると、かなりやることが多く体力が要る。






見つけた宿の近くで新築のお祈りがあるということで、お招きされギター持参でお邪魔した。スリランカ仏教のピリットは、一晩オールナイトで、僧が読経するというもので、生のスリランカ仏教的生活に触れた忘れられない夜となった。





日本についていろいろ話したが、英語力も高く教養豊かな人が多い。





僧たちは交代で一晩中読経を続ける。



読経は音楽的でオープニングには太鼓が加わる。
そして僧たちの音とバイブレーションを糸電話のようにつたえ、太く巻かれた糸に蓄え、
翌朝5時に参集した人々の腕に僧自身が巻いてくれる。





2時まで起きていた自分も5時に起きてお守りを巻いてもらった。とてもありがたい。


夕食に続き朝食までいただいた。バラエティ豊かでスパイシーなスリランカカレーはとてもおいしい。

2015年10月17日土曜日

スリランカ① Kandy(キャンディ)の安宿情報

インド滞在の3ヶ月はあっという間に過ぎ、ビザ期限が近づくと次のビザ取得地へと移動しなければならないのが毎回の悩みだ。

今回は初めてのスリランカに行ってみることにした。この2年で何度も行っているネパールでは、インドビザを申請しても初回以降はたいてい3ヶ月シングルのものしかもらえない。
しかしスリランカでは6ヶ月ダブルがもらえるらしい。

ネパールの適当さに辟易することも多く、あまり行きたいとも思わなくなっていたので、南インドからアクセスのいいスリランカでインドビザ6ヶ月をゲットし、ついでにスリランカを旅してみようとチェンナイからコロンボに飛んだ。



コロンボ空港からKandy(キャンディ)へ。
初めてのスリランカ。ローカルバスを降り疲れた体を休めたく茶屋に入る。
街はインドに比べるととてもきれいで緑が多い。




Kandyには湖があり、中心部を外れるととても静かで居心地が良い。
標高500m以上あり、赤道に近いスリランカでも、過ごしやすい気候で長居してしまいそう。



 インドではビーチ沿いのハットならRs.150(277円)から。Rs.300~500(554~923円)も出せば快適な宿に出会えることが多いが、スリランカではSLR.1500~2500(1275~2115円)くらいが宿の平均的な価格で、インドに比べると少し割高な感じだが価格に見合った良い宿も多かった。

初めての国でガイドブックも持っていないため、初日から2泊分だけagodaで予約していった、Renuka Inn がとても当たりな宿で、気に入ってしまい2泊目以降も、来て早々結局10泊もしてしまった。


表から見ると2階建て、裏から見ると5階建て。客室は最上階の3部屋だけ。
特に俺が滞在したバルコニー付きの一番良い部屋は、緑溢れる風景を独占できて最高だ。
SLR.1800~


3人の娘のお父さんUpaliと奥さんのRenukaの5人家族はとても優しく、夕食をごちそうしてくれたりとても仲良くなり、結局ここをベースにスリランカを巡る旅に出た。



吹き抜けが気持ちいい。客室へ上る階段。



5階建ての最上階が客室。



バルコニー無しバスルーム、AC付きの部屋。


専用バスルームだが部屋の外になるスタンダードノンACルーム。



そしてバルコニー付きバスルーム、AC付きルーム。
この時期、高原のKandyは夜など涼しいほどでACは不要だった。


眺めは最高で、どこへ出かけなくても、ぼーっとしてるだけで日が過ぎていく。
少しずつスリランカの空気にしみこんでいく。



大仏さまも遠くに見える。今もこの部屋からこのブログを書いている。
Macbook Airをお父さんに預かってもらって、スリランカあちこち適当に気の向くままに巡ってみよう。